これぞ究極の曲がり方。クイックなターン、切り返しなどと全く縁のない曲がり方です。
最大の長所は、カーブに対して、速いスピードでの、最も安定した乗り方です。
カーブを速いスピードで曲がろうとすれば、当然遠心力も強くなり、バイクが起きている状態では、上(からだ)の方に遠心力が強くかかるため、アウト側に寄せられてしまうので、カーブが曲がりきれないという事が起こります。
遠心力が強くなれば、バイクを倒すことが必要です。その状態で、さらに体をイン側に寄せます。
まず、腰をシートから一度イン側にずらします。
この時点で、重心が、イン側に寄るので、安定性は高くなります。
そして、腰をイン側に寄せただけでは、体が、コースの外側を向いてしまいます。ライダーが向く視線は、カーブの出口です。
そこで、胸を、さらにカーブの先に向けることで、視線もよくなり、重心もイン寄りになります。
これが、ハングオンと言う乗り方ですが、フォームを想像していただけるとおり、左カーブの後すぐに、右カーブがきたらどうするの?というフォームです。
そこが、欠点の一つです。その場合は、とても素早い動きが要求され、これが、バイクはスポーツだ、と思う人の原点でもあります。モータースポーツという言葉があるくらい、スポーツ並の技術がたくさんあります。
もう一つ、ハングオンには、フォームの通り、視線も低くなるため、街中では、とても危険です。ワインディングなどで、上手く使えば、バイクの楽しさや、カーブのおもしろさの、新しい発見があるかもしれません。
2007年10月12日金曜日
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